文化庁メディア芸術祭、ピカソ、クレー

POSTED: Feb 28, 2009, 2:14 pm
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最近行った文化庁メディア芸術祭、ピカソ・クレー展。展示作品の対照的な雰囲気がとても印象的でした。

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ピカソ・クレー展は、ピカソとクレーが生きた、ちょうど戦時中あたりのキュピズム発祥から全盛期の西欧近代美術、ドイツ近代美術あたりの著名作家の作品がずらりと展示してある何ともリッチなコレクション。なぜにこんなリッチなコレクションが一同して東京で見られたかというと、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館の改修工事のための休館をねらって東京に持ってきたらしいです。
ミロ、マティス、シャガール、マグリット、マックスベックマン、フランツマルク、シュレンマー、もちろんジョルジュブラックなどなど豪華キャストでした。

190x年あたりからの表現主義〜キュピズム〜シュルレアリスムといった流れでじっくりと見て回りましたが、やはり現実を盛り込まない芸術はないんだなぁ〜と感じました。すべてがその時代を象徴するかのようなそれぞれのタッチや指向で描かれて、第一次世界大戦年代の前と後ではまったくちがう世界に来たかのよう。
その中でもシュルレアリスム、超現実主義、所謂シュールな作品は自分的にのめり込むほど好きな作品がいくつかありました。
直感で描いた感じではなく、計算された構図に、明確な作品の意図、作家の心情が現れて、かつそれがうまいこと考えないと伝わらないようなもどかしさ。
まるでちゃんとした回答が用意された芸術といった感じ。それをクイズのように考えながら作品を感じることができる、みたいな。

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さて、文化庁メディア芸術祭に関しては去年に引き続き、なんともワクワクする内容でした。
自分がメディアアート畑にいるからかもしれませんが、楽しくて今回も2度も足を運んでじっくりと見て回りました。
会場が小さくなってたり、展示が少なかったりしたのは残念でしたが、全体的なクオリティは去年よりもあがっていた気がします。
「つみきのいえ」がアカデミー発表前にも関わらず、大盛況だったのが印象的でした。やっぱりイイものはイイんだなぁ。
インスタレーション系がなんだかネタが尽きてるのかな。。ICCとかに展示してありそうなものばかりで、これといって目新しい技術や手法がなかったかもしれません。とかいってそんなに簡単に出てくるものじゃないですよね。

今年はプライベートワークする時間をモリモリと作っていく予定なので出展できるだけのクオリティある作品ができたら試してみたいなぁー。